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ファミリーグループの特徴
6月の声を聞くと、家族向け夏休み企画の広告やパンフが目に付きます。多くのパンフは「こんなことが出来ます」と魅力的な内容を掲げています。例えば、星空観察・沢登り・蕎麦打ち体験などなど。つまり用意されたアクティビティー(活動・行動)を体験することが多くのキャンプの目的なのです。
また、体験学習という名の下で行なわれる自然体験プログラムは、自然を体験するという目的に加えて、指導者やリーダーのリードに従って集団行動・団体行動するという側面があります。ここでは守るべき約束が重視されます。
ファミリーグループではどのようなアクティビティー(活動・行動)をやってみるか、決めるところからがプログラムになります。お互いを大事にしながらどんなふうに楽しく4日間をすごすか、そのプロセスのなかでどんな成長の糧を得られるか、それが目的であるところが大きな違いです。
ファミリーグループは大人も子どもも主人公のグループです。グループは参加者とスタッフとで作るものですから今年のファミリーグループは今年だけ。2度と同じグループを作ることは出来ません。実験的とも言える空間に参加し、お互いの成長を確認することにより、いとおしい家族の思い出を作ることができるでしょう。
他の体験活動や旅行との違い
ファミリーグループ | 一般の自然体験プログラム | 旅行会社の企画する家族旅行 | |
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大事にしているもの | 作り上げるプロセスと、体験を通して得られるもの。そしてそのペースにある個人の意思や感情 | 体験内容そのものと、規律を守って集団活動すること | 体験を楽しんでもらうことが大事 |
行動パターン | 1人ひとりが、今したいことを選択できる | 指導者に従って集団行動、団体行動することを基本とする | 企画者に誘導される |
個人行動 | 食事時間など、一部の時間を除けば自由にできる | 基本的には認められていない | 企画内容によっては一定の制限内で個人行動ができる場合もあるが、基本的には認められていない |
スケジュール | みんなで決める | 予め決まっている | 予め決まっている |
時間管理 | 大雑把で、自由に好きなことができる | 時間単位で決まっている | 時間単位で決まっている |